2017.06.01 Thu 更新

母乳が少ない!母乳を増やす方法についてまとめました。

母乳に関するお悩みはつきものです。 その中でも多いのは、「母乳の量」です。今まで順調だったのに急に量が少なくなってしまったら、赤ちゃんを出産してからずっと母乳がなかなか出なかったり…。 母乳の量が満足に出ていないと、「ちゃんと母乳を飲ませてあげられない」と思ってしまい、落ち込んでしまう方は多くいます。 今回は、「母乳を増やす方法」についてご紹介します!

乳腺の中に古い母乳が残ったままだと、詰まってしまい、母乳の出が悪くなってしまいます。
詰まるだけでなく、細菌感染し、炎症を起こす「乳腺炎」を引き起こす原因にもなります。
乳腺炎になると、母乳の出がさらに悪くなってしまうので、注意が必要です。

乳腺が詰まっている

母乳はお母さんの血液から作られています。
原材料である血液が不足していると母乳は生成することができまします。
そのため、授乳中は水分不足になりやすい状態です。

血液や水分が不足している

母乳が少ない原因は主に4つあるとされています。
当てはまっている原因があるか、チェックしてみましょう。

母乳が少ない原因

体の冷え、肩や首の凝り、ストレス等、血行を悪くするような身体の状態だと母乳の出が悪くなってしまいがちです。
産後すぐは慣れない育児、なかなか解消できない睡眠不足等で運動不足になりがちですし、ストレスも溜まるばかりです。
血行が悪くなると、不調の原因になるので、血行不良はなるべく解消するようにしましょう。

血行不良

授乳による乳首への刺激で、母乳を生成する「プロラクチン」と、母乳を外に押し出す「オキシトシン」という2つのホルモンが分泌され、母乳が出来ます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、上手に乳首を刺激できず、この2つのホルモンは上手に分泌されないことがあります。

母乳に必要なホルモンの分泌量が少ない

母乳を増やす方法

また、うんちやおしっこの回数が少なかったり、授乳間隔が短かったり、授乳してもなかなかおっぱいを離さず吸い続けようとしていれば母乳が足りていません。

母乳が少ないかどうかは、赤ちゃんの体重でチェックします。
体重が増えない期間は確かにあるのですが、体重がなかなか増えなかったり、増えるどころか減少しているようであれば、それは母乳が少ないということです。

母乳が少ないかどうかの目安

赤ちゃんが乳首を吸う回数を増やし、刺激を与えましょう。
授乳回数が増えると、プロラクチンとオキシトシンが分泌されるようになり、母乳が作られるようになります。
母乳を出るようにするには、とにかく母乳を出さなければなりません。

授乳回数を増やす

母乳が出ないと不安になってしまうかもしれませんが、焦らないでくださいね。
自分に合った母乳を増やす方法を行い、適切な対処を行いましょう。
母乳を増やす方法は以下の通りです。

血行が悪いと母乳の出が悪くなるので、体を冷やさないよう、薄着をしないで腹巻きを一年中巻く等、冷え対策をしましょう。
慣れない育児でそれどころではないかもしれませんが、子どもはお父さんか両親にまかせて少しの時間でもゆっくり湯船に浸かってみてくださいね。
身体を温める事で血行が良くなり、身体の凝りも解消され、ストレス解消にもなりますよ。

身体を温める

水分をたくさん摂取する

水分不足になると母乳が出にくくなることがあります。
水分不足を防止するために、1日1.5~2Lほどの水分補給を心がけましょう。
冷たい飲み物は身体を冷やす原因になるので、常温か温かい飲み物を選ぶようにしてくださいね。

運動をする

おっぱいマッサージとは、おっぱいの中にある小葉という部分で作られる母乳を乳管洞まで促し、乳首から母乳を出しやすくするマッサージです。
親指と人差し指、中指の3本指で乳首を軽くつまみ、そのままゆっくり体の内側に押し込んで、押し込んだ状態で乳首のつまんでいる指に力を入れるというマッサージを、様々な方向から行うようにしてくださいね。

おっぱいマッサージをする

食生活を見直す

適度な運動を行って血行を改善させましょう。
産後の運動は、基本的には1ヶ月健診時に医師に確認し、問題ないと判断された場合に無理のない範囲で始めてくださいね。
まずは、軽いストレッチ等、自宅でも簡単に気軽にできるような運動をするようにしてください。

母乳はお母さんの血液から作られているので、貧血を予防しましょう。
鉄分が多く含まれているほうれん草等の緑黄色野菜を積極的に食べるようにしてくださいね。
高塩分と高脂肪の摂取は、母乳の出を悪くする乳腺炎の可能性を高めると言われているので、揚げ物やスイーツ等、高塩分と高脂肪の食べ物は控えるようにしてくださいね。

締め付けの少ない服装にする

下着のサイズが合っていないと乳房付近の血行が悪くなってしまい、母乳が詰まりやすくなります。
授乳期間中は胸のサイズも大きくなるので、授乳用のブラジャーを身につけるようにしましょう。

授乳時の抱っこを工夫する

もしかしたら、授乳用の抱っこの仕方が悪くて、おっぱいが飲み難いのかもしれません。
そんな時は授乳クッション等を活用しながら、少しずつ抱っこの角度を変えて、赤ちゃんの吸い付きの良いポジションを見つけるようにしてくださいね。

いかがでしたか?
母乳が少なくなるのは、母乳育児中良よく起こることです。1回くらいは気にしないで大丈夫ですよ。
少しずつでも増えているようであれば。母乳が足りているという事なので安心してくださいね。
母乳には個人の大きい物なので、自分にとってベストなものを見つけられるようにしましょう!

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