超音波(エコー)検査を使うと、心臓の動きを画像にして確認することができます。
妊娠11週というと、妊娠3カ月の終わりにあたります。お腹の赤ちゃんの大きさは8~9cmで、体重は30g程度、手足の指がはっきりしてきて爪がつくられています。
まぶたや唇、頬もわかるようになり、人間らしい顔になっています。この頃になると、多くのお母さんはつわりが楽になってきます。
赤ちゃんの心音が聞こえない場合や、お母さんの心音のほうが大きく聞こえることもありますが、11週で聞こえるのは早い方ですので、聞こえなかった場合でもあまり気にすることはありません。
お母さんの脈拍は通常1分間に60、赤ちゃんの脈拍は通常140ぐらいです。
「胎児心音検査」は、お腹の中の赤ちゃんの心拍数や心臓のリズムに異常がないかを調べる検査です。
妊娠11週ぐらいになると行います。胎児心音検査には、超音波ドップラー検査と超音波(エコー)検査があります。
超音波ドップラー検査では、超音波を利用したドップラー聴診器で赤ちゃんの心臓の音を聴き、異常がないか調べます。
心音が聞ける期間
超音波ドップラー(胎児ドップラー)とは、超音波を使って赤ちゃんの心音を聴く機械のことです。
お母さんのお腹にジェルを塗り、超音波探触子(プローブ)を当てて赤ちゃんの心音を聴きます。
また最近では、心音とともに赤ちゃんの血液の流れなどを視覚的に確認できる、カラードップラーと呼ばれるものもでき、より詳しく赤ちゃんの状態をチェックできるようになりました。
超音波ドップラーとは?
ドップラー検査で分かることは、健康に育っているかどうかです。逆に言うと、発達の遅延もわかるということになります。
また、正常妊娠かどうか、妊娠週数、分娩予定日、胎児数、胎盤、臍帯の位置などもわかります。
検査でわかること
超音波を使ったドップラー検査で、もっと精密に赤ちゃんの状態を知りたい時におこなう検査です。
そのうちの一つがカラードップラー検査です。
通常のエコー検査結果はモノクロで表示されますが、カラードップラー検査では赤色青色で赤ちゃんの血流を見ることができます。
血液が正常な速度で流れているかなどを確認できるようになっています。
カラードップラーとは?
赤ちゃんの心音をパパにも聞かせてあげましょう
超音波による胎児への影響は、今のところ報告されていません。
使い過ぎによる赤ちゃんへの影響はあまり心配する必要なさそうですが、 機器の使用については異論もある為、慎重に扱ってください。
医療機関の担当医師と相談するようにしましょう。
新しいものですので使用に伴うデメリットなども表面化していないことがあります。
使用方法を守ることが大切です。
家庭用ドップラーの注意点
自宅での健康管理の一つとして家庭用ドップラーが販売されています。
金額も手軽で購入しやすくなっています。
録音機器と繋げれば、赤ちゃんの心音を録っておくことができる物もあり、マタニティライフの想い出にもなります。
マタニティグッズのお店やネット通販で購入することができます。
家庭用の超音波ドップラー
規則正しい心音は、お腹の赤ちゃんが元気な印。聴くだけでママは安心できますよね。
また、日ごろ検診に付き合えないパパには、家庭用の超音波ドップラーや聴診器を使って赤ちゃんの心音を聴かせてあげると、パパになる自覚も湧き、家事や育児に協力的になってくれるかもしれませんよ。