叱り方と諭し方、この2つの使い分けとタイミングが分からず、苦労しているママやパパも多いようです。
大切なのは、叱るタイミングを予め決めておくこと、あとは諭すようにしておけば、親としても迷うことが少なくなります。
なにより、怒鳴ったり、叩いたりすることは、子育てにおいてしてはいけません。
子どもというのは、自分を認めてくれて、評価してくれることを親に求めています。
それは、子どもにとって褒められる、認められることが自立するために必要だからです。
しかし、叱られてばかりいると、子どもは自分に自信をなくし、健全に育つことが難しくなってしまいます。
逆に、子どもが悪いことをしても親が叱らずに、怒鳴ったり、叩いたりするだけだと、恐怖を感じ親のことを信じられなくなります。
子どもが悪いことをした時に、「叱る」ことと「諭す」ことの区別はできていますか?
「叱る」とは、本当に悪いことをした時に、それを強くとがめることで、「諭す」とは、物事の善悪や道理などを納得できるように説明して聞かせることです。
「叱る」と「諭す」の違い
2歳児は何が何でも自分の思いを貫きたくなる時期です。
そのため悩みストレスを溜め込むママも少なくありません。
イヤイヤ期と呼ばれるだけあって、歯磨きや入浴を嫌がったり、所構わずイヤイヤと叫んだり、わがままを言ってなかなかいうことを聞いてくれません。
2歳ってどんな状態?
諭すタイミング
近年、子どもを褒めて育てるというのが推奨されている所為か、褒めても叱らない親が増えているようです。
その結果、叱られないことで子どもが暴力的な行為を行っても自分の感情をコントロールする方法が分からずに苦労することも多いようです。
叱るべきところは叱ることが大切です。
ダメなことはどんな理由があろうとダメだと本気で伝えることで、子どもの心にはちゃんと伝わります。
傷つけるような行為は叱るように
また、ママやパパは、子どもに対してイライラする気持ちをコントロールする、子どもの気持ちを受け入れることを考えましょう。
2歳の子どもが大人を困らせるのは、子どもが自分の気持ちを素直に、ありのままを表現しているだけです。
親がヒステリックに怒っても、何も解決しませんし、子どもも怒りっぽくなってしまうことも。
つい感情的になりそうな場面でも、子どもに悪意があるわけではないと、自分のストレスをコントロールできるようになりましょう。
自分や他人に対して暴力を振るったり、傷つけたりする言動以外に、ちょっとしたイタズラや、親の言うことを聞かない、駄々をこねるといった行為には、優しく諭すことを心がけましょう。
イヤイヤ期の子どもが親の言うことに反抗するのは、自我が発達している、成長しているという証なのです。
そういう時は、むやみに怒鳴ったり、叱ったりしても効果がありません。
叱るにしても、目を見て叱る理由を短く伝えるようにしましょう。