2016.04.12 Tue 更新

腎臓病の合併症って?妊娠中のこの病気の原因と症状、治療法について

妊娠するとおなかの中の赤ちゃんにも血液を届けないといけないため、心臓が送り出す血液が増え、それに伴って血液の処理を行う腎臓を流れる血液量も増加するため、腎臓への負担が増えます。なので、もともと腎臓に疾患のある人は注意が必要です。妊娠における注意点などをまとめてご紹介いたします。

このように腎臓には経験した事がない程の負荷がかかるので、腎機能に異常がある場合、妊娠前に腎臓の状態を検査し、妊娠中に耐えられることが不可能であれば、妊娠はできません。
妊娠が判明してから同様の診断がなされた場合も、最悪の場合、中絶を行わなければ母体の生命に危険が及ぶこともあります。

腎臓の働きは妊娠前に比べ妊娠中は非常に増大します。
直径は1cm増大し、腎盂・尿管の拡大を認め、妊娠22〜24週で最大になり、水腎症(尿管、膀胱、尿道までのどこかで尿の流れが閉塞された状態でとくに腎盂よりも下部の尿路閉塞によって腎盂と腎杯の拡張が生じ腎盂・腎杯の拡張に、腎実質の萎縮を伴っている場合)をしめすようになりますが、妊娠後期には、減弱していきます。

妊娠中の腎機能について

注意するべき腎臓病

妊娠中は、増大した子宮や怒張(どちょう)した卵巣静脈による尿管の圧迫、増加したプロゲステロンによる尿管の弛緩から尿の膀胱尿管逆流が生じやすいです。
その結果、尿路の感染症が生じやすくなる人が多いです。
妊娠中に考慮すべき腎臓病には、ネフローゼ症候群、腎盂腎炎、尿路感染症などがあります。

ネフローゼ症候群とは

腎盂腎炎とは

ネフローゼ症候群とは、糸球体性の大量の蛋白尿による低アルブミン血症の結果、浮腫が出現する腎疾患群です。
主な症状はむくみや、全身の強い倦怠感、食欲不振、心臓や、胸に水がたまるなどがあります。
さらに、むくみによって体に水分が溜まるため、体重も増加します。

腎盂や腎臓そのものに細菌が感染して、急激に起こる病気です。
感染を起こす経路として、尿路上行性感染、血行性感染などがあります。
症状としましては、寒気や震えを伴った38℃以上の高熱や、腰や背中の痛み、尿のにごりや頻尿、残尿感などの膀胱炎の症状などがあります。
これは完全に治すことが重要です。できるだけ安静を心がけ、水分を多くとるようにしましょう。
自己判断で抗生剤の服用をやめたりすると慢性化のおそれがあるので、内服は確実に行うようにしましょう。

尿路感染症は尿道口から、細菌が膀胱内に進入することで生じます。
細菌が膀胱からさらに腎臓まで進入すると、先述の腎盂腎炎を起こします。
症状としましては、血尿、残尿感、尿意切迫感、尿失禁などがあります。
脱水状態にあることが多いので、入院安静とし抗菌薬の静脈内投与と十分な補液を行います。

尿路感染症とは

腎臓の強化して、予防する

妊娠中の腎臓は非常に大きな役割を果たすので、腎臓が弱った状態での妊娠してしまうと、先述したような病気などにかかってしまったり、不要な汚い水分を体外に排出できないので、出産時に難産が確実になってきます。
逆に言えば、腎臓を強化してきちんと機能していれば、お腹の中の赤ちゃんに、きちんと奇麗な水分を供給でき、正常に成長していくことができるということです。

そこで腎臓の強化の仕方ですが、妊娠中といえどもスポーツをすることが大事です。スポーツをすることで、血行が良くなり、体温が上昇していき、腎臓が鍛えられていきます。
体を動かせば、余分な水分を尿として排出もできますので、まさに一石二鳥です。妊娠しているからといって、体を動かさないと逆に腎臓の機能は低下していきますので、積極的に適度の体を動かしましょう。

そうすることで、様々な病気や疾患の予防にもなります。
腎臓を鍛えた状態だと、妊娠中や出産が非常に楽になります。
妊娠中は想像以上に、腎臓に負担がかかっているので、腎臓の機能が正常で元気だと、出産後の体調の回復も早くなります。

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