2016.05.12 Thu 更新

妊娠中はお刺身や生魚って食べて良いの?魚や貝を摂らないほうが良い理由

妊娠が判明すると、病院でお医者さんから生魚を控えるように言われます。 お寿司やお刺身に海鮮丼…生魚が好きな方にはこの指示は辛いものですよね。 でも、なぜ生魚を控えないといけないのでしょうか?ママと赤ちゃんにどんな影響があるのでしょうか?そこで、今回は「魚や貝を摂らないほうが良い理由」についてご紹介します!

食中毒になった場合、妊婦さんが飲める薬は限られてしまうのも難点の一つです。
嘔吐や下痢によって、お腹の赤ちゃんの発育に影響が出てしまう可能性があります。

生魚や魚介類には、食中毒を引き起こす「リステリア」いう細菌が生息していることがあります。
妊娠中は、免疫力が低下していますし、普段であれば大丈夫なものでも、食中毒にかかるリスクが高いのです。

食中毒

食べずにいられるならベストですが、やっぱり食べたくなるときもあるでしょう…
まず最初に魚や貝を摂らないほうが良い理由について紹介します!

魚や貝を摂らないほうが良い理由

「アニサキス」という寄生虫をご存知ですか?

寄生虫

ですが、お腹の赤ちゃんは違います。
妊娠中は胎盤からお腹の赤ちゃんに水銀が運ばれてしまいます。
お腹の赤ちゃんは水銀を体外に排出することができないのです。
お腹の赤ちゃんが、水銀中毒や神経障害、発達障害を発症する危険性があります。

「メチル水銀」という自然界に存在する水銀は、金目鯛やマグロなどの遠海魚や深海魚に多く含まれています。
大人であれば、食べてしまっても体外に排出することができるので、問題は特にありません。

どうしても食べたい!そんな時は…

もともと食べ物に何かしらアレルギーを持っている場合、妊娠中にアレルギーを起こす食べ物を取らないように気をつけましょう。
一般的にはじめてアレルギー反応を起こした場合、ひどくなることは少ないです。
もし、生魚でアレルギー反応が起こっても、様子を見ましょう。
症状がよくならなかった場合は、病院を受診してください。
アレルギーによる湿疹が癒合して大きくなったり、水疱を作ったときは必ず病院を受診しましょう。

アレルギー

イカやサケ、イクラにサバ、さんま(その他青魚)に寄生している寄生虫です。
食べて体内に取り入れてしまうと、嘔吐や腹痛、下痢等の辛い症状に見舞われます。
アニサキスによる腹痛は非常に強いものと言われています。
妊娠中にそんな強い痛みに襲われると、その痛みは大きなストレスにつながります。
ストレスは妊娠中の大敵です。お腹の赤ちゃんに何かしら悪影響があるかもしれません。

「メチル水銀」が多く含まれていない魚を選びましょう!
火を通した(炙った)魚・ボイルエビ等、火を通す等の調理済みの料理を選ぶことが1番なのですが、食べたいのは生魚…!
そんなときは、生姜やわさびなど殺菌作用のある薬味を一緒に食べましょう。

上記で魚や貝を摂らないほうが良い理由を挙げていますが、実際のところ、お刺身等の生魚は食べちゃダメなのでしょうか?
正解は「絶対NGというわけではない」です。
食べても大丈夫なお魚はあります。
ただ、食中毒になる等のリスクもやっぱりあるので、食べる際は「自己責任のもと」食べるようにしましょうね。

生魚ってやっぱり食べちゃダメ?

食べ物が痛みやすい夏場は控えましょう。
貝類にはノロウィルスの原因となる可能性が高いです。
加熱・非加熱に関わらず、妊娠中はできるだけ避けるようにしてくださいね。

ほとんど水銀を含んでおらず、あまり気にする事なく食べて良い魚です。
毎日朝・昼・夜の3食食べる!というのはさすがにいけませんが、毎日ではなく定期的に1人前程なら食べても大丈夫です。

食べても大丈夫な魚

カツオ

アジ

鯛も水銀含有量が少ないです。
高たんぱく・低脂質で、体重管理が必要な妊婦さんにはありがたい食材のひとつです。
ただし、注意が必要なところが1つ!
同じ鯛でも、キンメダイは水銀が多く含まれていると言われています。
種類には気をつけましょう!

カツオは水銀含有量が少なく、鉄分を豊富に含んでいると言われています。
妊娠中は不足しがちな鉄分を摂取することもできる魅力的なポイントがあります。
新鮮な物を適量食べる分には問題ないといわれています。

サンマ

血中コレステロールを下げる不飽和脂肪酸のEPAとDHAが豊富なアジ。
積極的の摂りたい魚の1つです。
分量や新鮮さを十分に考えて食べたい食材ですね。

アレルギーを起こしやすいとされる青魚の1つです。
ですが、サンマはDHAを多く含んでいます。
食べ過ぎなければ妊娠中の体にもいい魚です。

ウニ

妊娠初期に必要な「葉酸」が多く含まれ、水銀は比較的に少ない食材です。
水銀が全く無いわけではないので、葉酸が多いからと食べ過ぎないようにしましょう。

いかがでしたか?
妊娠期間は10ヵ月です。
たった10ヵ月という方もいるかと思いますが、我慢する方には長い長い10ヵ月です。
我慢しすぎてストレスになるのはお腹の赤ちゃんにもお母さんにも良くありません。
食べる量や頻度を考えて、妊娠生活の中にうまく取り入れましょうね!

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