2016.08.23 Tue 更新

「難産」って、どのようなことを指すの?気になる疑問を徹底解明!

妊娠すると、「安産できますように」「難産にはなりたくない」と考えるものです。 安産祈願をする人も後を絶ちませんよね。 今回は「難産」についてご紹介します! 難産の原因、出産にかかる時間、赤ちゃんに与える影響、予防法について詳しく説明致します!

胎児に異常がある場合

赤ちゃんの頭の大きさとママの骨盤の大きさが釣り合っていない場合、難産になります。
産道を通過するのが困難となり、障害が生じてしまい、会陰裂傷や子宮破裂の危険が高まります。
基本、自然分娩も可能です。
ですが、危険が伴うとお医者さんが判断された場合は、帝王切開での出産をします。

産道に異常がある場合

出産が困難で、正常の分娩を行えない出産のことです。
一般的には、人工分娩や異常分娩での出産を「難産」と呼びます。
起こる異常のケースは以下の通りです。

難産の定義は?

なるべくなりたくない難産。
どんなことが原因で難産になるのでしょうか?
原因は以下の通りです。

難産の原因

微弱陣痛で分娩が進まず、2〜3日陣痛に悩まされる場合や、分娩が非常に長引く場合、難産になります。
母体は大変苦しい思いをしています。ですが、母体だけでなく、赤ちゃんも苦しんでいます。
母子ともに大変危険な状態です。陣痛促進剤等を使用して出産を促す場合があります。

娩出力に異常がある場合

妊娠43週以上で出産兆候がなく、胎児が大きくなりすぎてしまった場合や、母体が妊娠糖尿病で胎児が巨大となってしまった場合、双子などの多胎妊娠の場合等、「危険」「難産」だと判断された場合、帝王切開での出産になることがあります。

太り過ぎは妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群の原因になります。
赤ちゃんが太りすぎてしまうこともありますよ。
赤ちゃんだけでなく、産道にも脂肪がついてしまいます。
産道にも脂肪がついてしまうと、出産時に赤ちゃんが出にくくなってしまいます。
出産が長引いたりしてしまい、難産の原因となります。

太り過ぎ

つわりが酷かったり、お腹が大きかったりすると、動くことが大変になって筋肉がどんどんと落ちてしまいます。
筋肉が落ちてしまうと、体力不足になってしまいます。
体力が不足すると、出産の際に、踏ん張りがきかなくなってしまいます。

筋肉低下

痩せ過ぎ

初産が15歳以下の低齢出産、または35歳以上での高齢出産となる場合は、難産になる可能性が高いです。
低齢出産の場合は、母体がまだ成熟しておらず、ホルモンバランスが安定していない等、貧血や高血圧、早産のリスクが高いです。
高齢出産の場合は、高血圧、常位胎盤早期剥離、前置胎盤等のリスクが高いです。

高齢出産、低齢出産

適度に体重が増加しないと、出産のときに体力不足となります。
赤ちゃんに満足に栄養が届かなくて、赤ちゃんの体力も低下してしまいます。
妊娠期間を通して、普通の体重の方で7キロ~12キロの体重増加は適度な増加です。
太りすぎたと落ち込み、妊娠中にダイエットに励む等はやめてくださいね。

一般的に、15時間以上かかると難産だと言われています。
長い方だと50時間以上かかったという方もいます
ですが、時間がかかっても会陰切開をしなかったので「難産」だと感じなかったと言う方もいるので、「時間」だけで難産かどうかを判断するのは難しいですね。

出産時間は?

赤ちゃんに与える影響は?

出産が長時間に及ぶ場合、赤ちゃんに十分な酸素が届かず、胎児仮死や呼吸障害に陥るリスクが高まります。
また、陣痛が長引くと使用される陣痛促進剤の使用リスクを心配される方もいます。
陣痛促進剤を使用する場合は分娩監視装置をつけ、赤ちゃんとお母さんの様子を細かく見ながら適切な量が投薬されるので、母子ともに危険な状態になるということは少ないと言われています。

難産にも予防法があります。
予防法は以下の通りです。

予防法

出産に備えて体力をつけておきましょう。
おすすめの運動は、「お散歩」ですね。たくさん歩くことで、赤ちゃんが下に降りやすくなります。
腰や膝を痛めないよう、ゆっくりと自分のペースで歩きましょう。しっかり呼吸をして歩くことを心がけましょう

適度なお散歩

太り過ぎない

食べすぎ・太りすぎは妊娠合併症を引き起こしてしまい、産道を狭くします。
ジャンクフードは避けて、カロリーの少ないものや和食を食べるようにしましょう!

いかがでしたか?
生活習慣を気をつけることで、防ぐことができる難産もあります。
健康的な妊婦生活を送ってくださいね。

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