切迫流産には主に2つの症状が見られます。一つは出血です。
妊娠が正常に進行しているにもかかわらず、出血や下腹部痛の症状があらわれることがありますが、これは受精卵が子宮内膜の血管からだと考えられます。
初期の微量の出血の場合には、すぐに病院へ行くよりもひとまず安静にして、次回の妊婦検診で報告いたしましょう。
切迫流産の症状について
流産の主な原因としては、様々なことが挙げられます。
例えば、多胎妊娠、血液や免疫の異常、子宮の異常や病気などです。
ですが、ほとんどは胎児の染色体異常である場合と考えられています。
妊娠初期に流産してしまった場合に、よく仕事を続けていたからとか運動を行なったからなどと言われがちですが、実際は胎児の染色体異常であり、自然淘汰と考えるほうが自然です。
まずそもそも流産とは、すでに赤ちゃんが亡くなってる状態です。
ですがこの切迫流産は、流産の一歩手前の状態ですので、医師の指示にしっかりと従って安静に過ごせば妊娠の可能性が残されています。
ただ、妊娠12週までの切迫流産には特別な特効薬がないため、ひたすら安静に努めることが重要となってきます。
流産との違い
基本的には、妊娠中の性行為は問題ないとされています。
ですが、妊婦さんが性行為でオーガズムに達すると15分以内に子宮収縮が起こります。
妊娠中にオーガズムを経験している妊婦さんと、そうでない妊婦さんでは前者の方が早産率が高いようです。
また性病や感染症のリスクがあることは知っておく必要はあります。
性行為
この切迫流産の経験者数は、10人中1人か2人が経験している、つまり約15%の人が経験しているということになります。
ですので、意外かもしれませんがそんなに珍しいことではないのです。
では何故、この切迫流産になってしまうのでしょうか。
流産と違って、主な原因については分かっていませんが流産と同様に幾つか考えられる原因はありますので、まとめてみました。
切迫流産の原因
もう一つは、子宮収縮が強くけいれん性の痛みが起こることがあります。
これは下腹部痛にも通じるものです。お腹が頻繁に張ったり、生理痛のような痛みが起こります。
中には立てないほどの痛みに襲われる人も、いるそうです。
子宮内の炎症が原因で、切迫流通になる可能性があります。治療で防げることも多いですが、無理はしないことが大切です。
出血、下腹部の張り、痛みなどの変化があればすぐに医師に相談してください。
子宮内の炎症
多胎妊娠の場合は、単体妊娠よりも早産や流産のリスクが高くなります。
双胎妊娠での早産率は約50%になりますので、切迫流産や切迫早産のリスクを十分に理解し、対策をしっかりと練る必要があります。
多胎妊娠
対処法は?
切迫流産はまだ胎児が生きているという点が希望です。
安静にすることで妊娠の継続が可能といわれていますので、出血やけいれん性の痛みを緩和するためには、まずは安静が第一です。
安静の仕方については、自分に合った休み方で構いません。