逆子になる原因は?
逆子と一口に言っても幾つか種類があるのをご存知ですか?
お尻を下に向けた殿位、膝小僧を下に向けた膝位、足を下に向けた足位、と大きく分けて3つに分けられます。
逆子にも種類がある
本来赤ちゃんは、頭から産道を通り抜けるために頭は子宮口のほうを向いていますが、逆子で上を向いていると、自然分娩がしづらくなるデメリットがありますが、妊娠初期・中期の子宮内は赤ちゃんが動き回るゆとりがありますので、頭の位置は上を向いたり下を向いたりと頻繁に入れ替わっています。
ですが、妊娠後期になると胎児の頭は大きく重くなりますので、自然と下を向き固定されます。
逆子とは
妊娠28週頃までは赤ちゃんは体勢を上下関係なく動かしています。
ですが徐々に頭が重くなり、自然と頭が下がりそのままの状態になりますので、妊娠7ヶ月頃までに逆子といわれていた人も、妊娠8ヶ月までには、正しい体勢に戻っていることがほとんどです。
それでも体勢が戻らず逆子の状態が続いていると、その後に正しい位置に戻すのは難しくなってきます。
赤ちゃんの体が大きくなって子宮内を動き回る余裕がなくなり、自力で回転できなくなります。
逆子になりやすい時期がある?
胎児側で考えられるのは、低出生体重児や羊水過多、双子や三つ子などの多胎妊娠等が挙げられます。
これらの原因があると、子宮内で胎児がうまく動けずに逆子になる可能性が非常に高くなります。
つまり誰にでも逆子になる可能性はあります。
原因はいくつかありますが、母体側と胎児側の原因があります。
まず母体側の原因ですが、骨盤が小さかったり胎盤の異常、子宮の異常などがあります。
逆子のリスク
また外回転術という方法もあります。あまり聞いた事がないかもしれませんが、医師が妊婦のお腹に手を添えて、外から赤ちゃんをぐるりと回転させる方法です。
方法としましては、骨盤を枕などで高く上げ、手で赤ちゃんの頭部を反背中回りに回転させます。
逆子を治す方法としては、幾つか対処法があります。
有名なのは逆子体操です。これは骨盤を緩めてお腹の中で赤ちゃんが動きやすい状態を作る体操です。
骨盤を緩めることで赤ちゃんが自分で動いて自然に姿勢を戻します。妊娠30週を過ぎてから就寝前などに行なうのが効果的です。
逆子を治す方法
基本的に逆子であっても妊娠経過や赤ちゃんの成長には影響しません。
ですが、多少なりともリスクが伴います。それは出産時に頭が出にくくなり、へその緒が圧迫されやすかったり、時間がかかったりする可能性があります。
このような状態で時間がかかり過ぎると、低酸素状態になって仮死状態や後遺症を引き起こすリスクがありますので、その時の母体や胎児の状態を考慮して、帝王切開の手段も考えたほうがよい場合もあります。
帝王切開で出産する場合ですと、逆子だったとしても無事に出産できますので、不安ばかりを考えすぎないようにしてください。リラックスして、充実した妊婦生活を送って元気な赤ちゃんを出産してください。