おっぱいをあげなくなってから、搾乳をすると粘り気のある母乳が出ることはありませんか?
何かの病気かと不安になるかもしれませんが、これは異常ではないので心配いりません。
止まる直前の母乳は、母乳の中の水分量が減り、どろりとした粘りがでるものなのです。
また、卒乳・断乳後1年くらい経っても、乳頭を刺激することで少量の母乳が出てくることがありますが、これもよくあることなので心配ありませんよ。
おっぱいが柔らかくなっていれば、絞る必要はありません。
卒乳・断乳後の母乳に粘り気がある?
おっぱいの変化によってケアが必要かどうかは、もともとの母乳量によって変わってきます。
断乳により突然授乳を止めたママや母乳量が元から多いママは、母乳を搾乳しないと行き場をなくして乳腺に詰まり炎症をおこす「うっ滞性乳腺炎」になってしまう可能性が高くなります。
自然卒乳で母乳量が少なくなっていた場合や、もともと母乳量が少なかったママは、簡単なケアで落ち着いてくることもあります。
本来、母乳というのは赤ちゃんに吸われ続けているとずっと分泌されますが、吸われなくなるとおおよそ1ヶ月で自然に止まっていきます。
ただし、卒乳や断乳で突然止めてしまうと母乳もすぐに止まるということではありません。
そのままにしておくと、母乳は分泌され続けるのでおっぱいが張って痛くなったり乳腺炎になってしまうこともあります。
卒乳・断乳後のおっぱいの変化
ハーブティー
また、搾乳以外にも母乳の分泌を抑える効果のあるものを紹介します。
おっぱいがパンパンに張って痛い時は、完全に搾乳してしまうのではなく、少し楽になる程度にしておきましょう。
完全に搾乳してしまうと、また母乳が作られていくのでなかなか止まらなくなります。
徐々に搾乳間隔を空けていくことで、したいに母乳の量も減っていき、楽になってきますよ。
おっぱいが張って痛い時は
冷湿布
高カロリーな食事やおやつ、餅などは母乳の分泌を促進する効果があるので控えるようにした方がいいでしょう。
普段の食生活
セージやペパーミントティーなど、エストロゲンを含むハーブ茶は、母乳の分泌を抑える効果があると言われています
張っているおっぱいに冷湿布や冷たいおしぼりなどを当てておくと少し楽になります。
母乳の分泌が盛んな夜間やお風呂上りに試してみるといいですよ。
反対に、おっぱいは暖めることで母乳が分泌されていくので、長風呂にはご注意ください。
まとめ
母乳がいつまでも止まらない場合は、高プロラクチン血症の可能性があります。
プロクラチンという母乳の分泌を促進するホルモン分泌がとても多い状態で、卒乳・断乳後もずっと母乳が止まらなかったり、月経が再開しない、頭痛・視野が狭くなる等の症状がある場合は、婦人科を受診しましょう。
原因としてはストレスによってホルモンバランスが崩れていたり、抗うつ薬、胃潰瘍の薬を長期間服用していた場合になることもあるようです。
高プロラクチン血症の可能性
赤ちゃんが成長すると、いつかは母乳をやめる時がくるので、卒乳・断乳後のおっぱいトラブルは多くのママの悩みの原因です。
おっぱいが張って痛い時は、無理をせずに適度に搾乳し、乳房のケアをしっかり行っておいた方がいいですよ。
卒乳・断乳は赤ちゃんにとっても、ママにとっても1つの壁を乗り越えた証になるので頑張っていきたいですよね。