赤ちゃんが嫌がって飲まない時は?
この体制で赤ちゃんの身体をしっかりと支えることが出来たら、利き腕を使って薬を飲ませてあげてください。
ママが利き腕で赤ちゃんに薬を飲ませるようにしたほうがスムーズに出来ますので、まずはすわった状態で赤ちゃんを利き腕と反対の膝に載せます。
その時、利き腕と反対の腕で赤ちゃんの両肩を抱くようにしましょう。
脚をバタバタさせる時には、ママの太ももで赤ちゃんの脚を挟むようにすれば、多少動いても抑えることが出来ますので、安全です。
赤ちゃんに粉薬を飲ませる時には、どんな体勢で飲ませればいいのでしょうか?
どんな体勢で飲ませればいい?
小皿に粉薬を出し、水を2、3滴加えて耳たぶくらいの硬さになるように練ります。
練った薬を指で赤ちゃんの頬の内側や上顎に塗って、湯冷ましやミルクを飲ませて下さい。
まず最初はこの方法を試してみて下さい。
練ってあげる
粉薬を飲ませる方法はいくつかありますので、どうすれば飲んでくれるのかを色々試しながら見つけてあげてくださいね。
まず赤ちゃんが一口で食べられるゼリーをスプーンですくいましょう。
そのゼリーに粉薬をふりかけてスプーンごと赤ちゃんの口に入れます。
ゼリーが好きな赤ちゃんは多いので、一緒に食べさせることで飲んでくれることがあります。
ツルンとした食感で飲み込みやすいのも、赤ちゃんにとってはいいのかもしれません。
ゼリーと一緒に飲ませる
舌の上に薬を載せると、味を嫌がって吐き出してしまうことがありますので、吐き出しにくい上顎や頬の内側に塗ることで、湯冷ましなどと一緒に飲み込めなくても、唾液で徐々に溶けて飲み込むことが出来ます。
口の中に指を入れるので、赤ちゃんが動いてしまわないようにママの爪は短く整え、しっかりと身体を支えた状態で行うようにしましょう。
薬の種類によってはゼリーの味が変わってしまって食べてくれないこともあります。
また、いつもと違う雰囲気を感じて嫌がることもありますので、まず一口普通のゼリーを食べさせて安心させてあげることで、薬をふりかけたゼリーも食べてくれることもあります。
薬入りのゼリーの後に普通のゼリーを食べさせてあげることで、赤ちゃんにお口直しさせてあげるのもいいのではないでしょうか。
アイスやヨーグルトを食べられる場合、混ぜてあげることで飲んでくれる事があります。
ヨーグルトは、生後7~8ヶ月頃から与えることができますが、家族に牛乳アレルギーの方がいる場合には、1歳を過ぎるまではあげるのを控えておいた方が良いでしょう。
アイスクリームも1歳を過ぎてから食べさせるのがをおすすめです。
アイスやヨーグルトに混ぜる
使用するゼリーはおやつ用のゼリーでも問題ありませんし、薬用のゼリーも市販されていますので、赤ちゃんの好きな味のもので試して下さいね。
注意点は?
まず、小さな入れ物に一口分のアイスやヨーグルトを入れ、粉薬をしっかりと混ぜます。
しっかりと混ぜることで薬の味がわかりにくくなるので、一口で食べさせてあげて下さい。
粉薬を嫌がる赤ちゃんは、何かに混ぜた状態にすると飲んでくれることがあります。
しかし、薬の種類によっては特定の食べ物と一緒に摂取することで効果が変わってしまったり、効きすぎる、効果が弱まる、苦味が強調されてしまうなどの変化が起こる場合があります。
なので、何かに混ぜて飲ませても問題ないかということを、事前に医師に確認しておくようにしましょう。
また、どうしても飲んでくれない場合には、医師や薬剤師に相談すれば同じ効果で別の形状の薬に変えてもらえることがあります。
早く良くなってもらうためにも、うまく薬と付き合っていくようにして、子供に合わせた服薬の方法を見つけてあげてくださいね。