2016.08.06 Sat 更新

何で今!?戦後消えたはずの「くる病」が乳幼児に急増している

昔は一般的な病気だった「くる病」。 戦後は栄養失調などほとんどなく、病気自体見られなくなったはずですが、最近の子供達の間で急増しているようです。 原因は何か?また対処法をご紹介したいと思います。

栄養不足の状態だった昔は、よくみかけられた病気でしたが、戦後、高度経済成長により国民の生活は豊かになり、食も改善され、さらにくる病の予防に日光浴が推奨されてからは、日本では珍しい病気となりました。
原因のほとんどはビタミンDの欠乏で、ビタミンDは骨にカルシウムやミネラルを沈着させる働きがあり、骨の成長には欠かせません。
このビタミンDが不足するとカルシウムなどの沈着が悪くなり、骨は柔らかくなって「くる病」になりやすくなるのです。

国内では栄養不足の時代に多くみられた病気です。
成長期(骨の発育期)の小児でカルシウムが骨に沈着せず、軟らかい骨様組織が増加している状態のことです。
多くの場合、骨の成長障害および軟骨部の変形を伴います。
極度のO脚やX脚になり、身長が低くなります。

「くる病」の原因は?

足の骨が曲がって変形してしまい、歩行しづらくなることもある病気で、ビタミンD欠乏性くる病といいます。

くる病とは

食べ物からの摂取が必要で、とくに極小未熟児ではビタミンD欠乏になりやすいといわれています。
ビタミンDを多く含む食品としては、脂肪に富んだ魚が代表的です。とくに魚の肝油や脂身に多いとされています。
卵黄、きくらげ、干ししいたけ、しめじといったキノコ類にも、その他の食品と比べると比較的に多く含まれています。

紫外線は確かに害もありますが、日光をあまり浴びないことは心身に悪い影響を及ぼしてしまうのです。
ビタミンDは皮膚が紫外線をうけ、コレステロールから生合成されます。
しかし、乳児にはそれだけでは不十分なのです。

日光をあまり浴びないと、ビタミンD欠乏症が起こりやすくなるといわれています。
欠乏症によって、小児は「くる病」になり、成人では骨軟化症を引き起こしてしまいます。
また骨粗鬆症の原因になる可能性があります。

ビタミンDの摂取は適度な日光浴と食事から

先ほど述べたように母乳にはビタミンDの含有量が少なく、母乳に含まれるカルシウムが骨となるには、一緒にビタミンDを摂らせる必要があるのです。
離乳食前の乳幼児にビタミンDを摂らせる方法としは日光浴がよいのです。

関東地方で健康児の69人の血中ビタミンD濃度を調べたところ、およそ4割の子供が、不足していたそうです。
最近では、母乳で育てることを推奨されていますが、母乳にはビタミンDは少なく、完全母乳で子育てすると、ビタミンDの量が不足してしまうのです。
しっかり、母乳をあげていても、カルシウムが骨にならないのはなぜでしょうか。最近は人工ミルクよりも母乳で育てるように推進されています。
しかしこの完全母乳に「くる病」の落とし穴があったのです。

健康な子供も実はビタミンDが不足している

いかがでしたか?
離乳食前の乳幼児には日光浴がよいということがわかって頂けたと思います。
1日10分程度の日光浴だけでもビタミンD欠乏の予防になるそうです。
直射日光にあたらなくとも、20分ほど木陰にいるだけでもビタミンDはつくられるそうです。

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